■その他 
【MONEY】 フレンチ・パシフィック・フラン
タヒチやニューカレドニアなど、太平洋のフランス海外領で流通している通貨。一般に「パシフィック・フラン」、または「フラン」と呼ばれている。正式な通貨コードは「XPC」だが、一般に広く使われているのは旧コードの「CFP」。現地では「F」「Fr」と表示されていることも。滞在していた時('03年6月)のレートで、1CFP≒1円。換算しやすく、日本円と同じ感覚で使うことができた。紙幣・硬貨ともにでかい!ので、とてもわかりやすい。日本での両替が難しいので、現地での換金となる。カードと上手に併用して、必要最低限 換金するのがよいだろう。

【HINANO BIERE】 タヒチのローカル・ビール 【GAUGUIN】 タヒチといえば「ゴーギャン」。
*ヒナノ=パンダナスの花、女性の名前。

「ヒナノ」ビールは、ロゴが超カワイイ!ビールに加え、ロゴ付きアイテム(Tシャツ・ビアカップ・キーフォルダーなど)も人気。気になる味は・・・軽いのに苦みがある。
トレー・コースター・カレンダーと、ゴーギャンのアイテムはさまざま。
定番のチョコレートやコーヒー・紅茶のパッケージにも使われているので、お土産におすすめ!
南国ならではの色彩が魅力。

【PERLIERE】〜永遠と知恵のシンボル〜
ツアモツ諸島にあるリーフの美しい島「マニヒ島」では、タヒチ特特産の黒真珠養殖が行われていて、タヒチの重要な収入源となっている。
かつてポリネシア人は、真珠母貝を日常生活に使う道具(釣針、銛、シャベル・・・)や装飾として、また王族達の装身具としても使っていた。写真の真珠母貝は、“ピンクタダ・マルガリティフェラ”という名前(別名“黒蝶貝”)。この母貝は、「黒真珠」と言われるラグーンの真珠色の光沢をもつ宝石を誕生させる。
真珠貝の中に核を入れた後に、たくさんの真珠層ができ、これが貴重な真珠になる。ひとつの真珠ができるまで、50ヶ月以上かかり、その中で完全な黒真珠がうまれるのは、2000個の中で10個にすぎない。

【TAPA】 ポリネシアの職人芸。
「タパ」は、特殊な木の皮から作られた植物性の生地。昔からパシフィック全域にあり、ヨーロッパ人がやってくる前は、タパで洋服を作っていた。古代から大事な儀式や宗教的な儀式で使われたり、タパを持つ人の威光や豊富さのしるしとして家にも飾られていた。結婚式の時には最高のプレゼントとされた。ポリネシアの儀式場「マラエ」では、司祭や酋長のために男性のみによって作られていて、神様の彫像などを包んだ。通常その製造は家族で、チーフの命令で行われていた。タヒチのタパは、品質とその繊細さでパシフィックの中でも特に有名。
製造方法:
楮「アウテ」、パンの実の木「ウル」やマングローブ「オラ」の幹と枝を切る。皮をむき、2・3日水に浸ける。そうすると外側の膜を簡単に取ることができ、その後(昔は貝殻を使って)内皮「アオ」を削ぎとる。次の段階では、台の上で、堅い木でできたハンマーで叩く。叩き終わったら、タパのシートを日陰で乾かし、その後白くなる前に太陽の光を浴びさせる。タパは染められて、主に幾何学的な模様や花模様で飾られる。昔の染色材料は粉にした植物で作られ、インクは焼いたバンクールナッツの煤とココナッツ油で作られていた。
現在、このポリネシアのタパの伝統的な作り方や装飾技術は、マルケサス諸島の「ファツヒバ」島でしか守られていない。

【SAVON】 手頃なお土産としておすすめのタヒチアン・ソープ。
*写真左は、マルシェで見つけたパイナップルのソープ(他に国花ティアレのものも)。フランス領であることを感じさせる、おしゃれなソープ。手作りっぽいところがいい。おすすめ!

*写真右は、品質に定評のある「モノイ」のソープ。ソープの他にモノイオイルもある。

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